カーテンの色を寒色系で選ぶ時に気をつけたい5つのこと

カーテンを購入する時にどのような点を気にかけていますか?

最近はカーテンの種類も多数あり、色も素材も豊富になりました。

ご新居を購入されたり、引っ越しで新たに住まいが変わるといった時には今まで使用していたカーテンをサイズのお直しをして使用することもありましたが、今では新しく購入したほうが安価でよい、新しいインテリアに併せて新調したいという人が当たり前になってきました。

部屋によって好まれるカーテンの色

これまでインテリアコーディネートのキャリアでご新居のカーテンを施主やお客様と打ち合わせすると、部屋によって好まれる色の傾倒というものがあるとわかりました。

引用元:無印良品

(リビング)ベージュ、アイボリー、グリーン、ブラウン系

(寝室)ダークブラウン、アイボリー、ダークグリーン、ブルー系

(和室)ベージュ系、ブラウン、グリーン系

(子供部屋)ピンク、オレンジ、ブルー、グリーン系

(水まわり)ホワイト、オフホワイト系


カーテンの色を寒色系で選ぶ時に気をつけたい5つのこと

引用元:ディノス

大まかにこのような色に分けられると思います。

日本人の好むベージュ、アイボリーはリビングを始め他の部屋でも人気の色です。

次に人気の色はグリーン、ブラウン、ブルーといいう色になります。

リビングではグリーン、ブラウン系が人気の理由としてインテリアティストがどのタイプでも合わせやすい、家族の嫌いな色でない、男女問わず好まれる色といったことから支持されているようです。

ブルー系は以前まで子供部屋の男の子向けに圧倒的に人気がありました。
女の子はピンク、男の子はブルーといった具合に明確に分かれていることが多かったのですが、ここ数年でその明確な色分けも無くなってきました。

ブルー系のカーテンが求められる背景とは

カーテンの色を寒色系で選ぶ時に気をつけたい5つのこと

ブルーの色が今でもカーテンの人気カラーにランクインしているのは何故でしょう?
これからその理由を紐解いてきましょう。

ブルーが選ばれる理由

まずカーテンにブルーの色を希望される施主やお客様の情報をまとめてみると次のようなことが見えてきした。

①インテリアを選ぶのに男性の方に主導権がある
②寝室はブルーがよいと先入観がある
③海が好きである
④静かな部屋にしたいから
⑤昔からブルーが好き

といった理由からブルーを選ばれています。

先日も30歳のご夫婦のご新居のカーテンをコーディネートした際に、寝室を遮光性のあるブルーの色をご希望されました。

ご主人は夜勤のあるお仕事で日中の睡眠の充実を図るためにブルーにしたいとのこと、効果を求めてのブルーの選択をするといった意識は素晴らしいと思いました。

寒色の効果

 さて、そのインテリアにおける色の効果ですが、ブルーなどの寒色系の効果をご存知でしょうか?

下記に寒色系の色の効果を列挙いたしましょう。

(1)心身を落ち着かせる(心拍数を下げる)
(2)集中力を継続させる(時間を遅く感じさせる)
(3)料理の色を妨げる(食欲の衰退をさせる)
(4)開放感を抱かせる(空や海を想像させる)
(5)冷たい印象を抱かせる(体感温度を下げる)

などが挙げられます。確かに頷けることがありますね。

子供部屋に好まれるのは(1)、(2)からの理由が多いと思います。

お風呂やパウダールームなどの陶器やトイレの便器には寒色系があまり選ばれないのも寒い感じをより抱かせてしまうことからだとわかります。

使う場所で異なる寒色系の効果

カーテンの色を寒色系で選ぶ時に気をつけたい5つのこと

引用元:Francfranc

カーテンをブルー系の色にする場合、その使う部屋でもイメージが異なります。

例えばリビングルームの場合、開放感を抱かせるという効果が、来客される人にも同じようなイメージを抱かせることで良い印象作りができると言われています。

ダイニングルームでは個性的なダイニングチェアやテーブル、ライティングなど、プライベート空間としてオリジナリティを作るのにブルー系のカーテンは効果的に使えます。

ベッドルームは先ほど説明をしたように安眠、心身落ち着かせるなどの効果を上げることができます。

このようにブルーに代表される寒色系のカーテンは使う場所、目的に併せて効果が期待できる色といえるでしょう。

寒色系のカーテンで気をつけたい5つのこと

副交感神経に働きかけるとされる寒色系は日本人が好む色でもありますが、使うのに工夫が必要とされる色でもあります。

そこでカーテンに寒色系を使うときに気をつけておくとよい5つのポイントを紹介いたしましょう。

・北側の窓は寒さを増長するので避ける
以前、ご新築されたお客様の戸建のリビングのカーテンの掛け替えの相談で現地に伺うと、青い花柄のカーテンが横幅もある大きな掃き出し窓に掛けられてありました。

奥様が気に入られた花柄の生地でカーテンを仕立てたのですが、リビングが北側になったばかりに寒さが増している気がするとのことでした。柄より色の効果が勝るのですね。

・ダイニング周りは食を細くする
こちらもブルーの色の効果で説明しましたが、ブルーという色は食欲を抑えるといった作用があります。

時折、ブルーを使ったレストランなどがありますが、大人はまだ欲のコントロールができますが、育ち盛りの子供がいる家庭、また食が細くなってきた老齢者の部屋やケアホームなどではあまり使用しないほうがよいとされています。太りたい人にも不向きになりますね。

カーテンの色を寒色系で選ぶ時に気をつけたい5つのこと

引用元:IDEE 

・ラブラブのカップルの寝室は不向き
副交感神経に働きかける色ですので新婚やラブラブのカップルには水をかけるようなものかもしれませんね。逆に別れたいカップルにはよいかも…?


・単色使いをしないようにする
ブルー系は難しいとされる色ですが、初心者でも失敗しないでブルーを使いこなすには単色使いではなく、緑や紫系の中性色と呼ばれる色とコーディネートをすると失敗せず、また単色使いよりとてもおしゃれに見えます。


・生地の厚さと素材を大切にする
生地の風合い、厚みによっておしゃれ感の見え方が違うのもブルーの色の難しさです。

安価だからと薄手の生地や織り感の無い素材だとカーテンにした時はすぐにそれがわかってしまいます。視覚的にごまかしの効かない色なので、織り生地、プリント柄、厚さに拘ることをお勧めします。

いかがでしたか。

難しいブルーのカーテンもダイエットやリラックス効果が期待できますのでうまくカーテンに取り入れてみては?

Text=大島香(topophili)http://www.topophili.com