シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

最近のインテリアの趣向は世代ごとに多少の違いはあれど、ある共通点を感じます。それは「Simple/シンプル」なこと。流行もありますが今のインテリアの趣向はシンプルテイストが強く好まれているような気がします。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

例えば30歳代のご夫婦とご新居のウィンドゥトリートメントの打ち合わせをしていると、ほとんどの方が無地物を好まれ、そのスタイルはこれまで住宅ではあまり需要の無かったウッドブラインドやバーチカルブラインドなどを希望されるケースが増えてきました。

カーテンのスタイルでほとんど希望がないものは、ゴージャスに見えるバルーンシェードやバランス飾り、ペンシルギャザーなどのスタイルカーテンと呼ばれるタイプです。

その理由として、家具はシンプルなものを好まれるのでインテリアのバランス面から見てもこのようなスタイルカーテンを合わせることは少ないのでしょう。

しかしながらカーテンの柄も無地があまりに多いと、窓という一番個性を演出できるインテリアエレメントを上手に生かせないのではないでしょうか。

センスがよく見えない3つの原因

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

シンプル好みでも無地で無難な色を選び、それと似たような色のソファをコーディネートしても(ア)の写真のようにあまり素敵にみえないのは何故でしょう。その原因を3つ挙げてみます。

色の位置

リビングなどの大きな窓周りはテレビを置く位置が限定され、またソファの形状によっては置く場所の選択肢がないことも。そのため窓のカーテンを両開きにしたくても、窓にカーテンがかかることを避けるために、カーテンを片方に寄せて束ねるということになります。

そうするとカーテンの色の配色が窓に対して偏ることになってしまいます。更にそのリビング内に同色のソファを置くというコーディネートをすると余計に窓に対して色が斜め対象という不安定な配色を作ることになります。

人の視覚心理は“左右対称” “黄金比”というバランスを美しいと感じるように出来ていますので、色の位置は基本的に左右対称にすることが望ましいと言われています。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

 カーテンのボリュームとソファの高さ

(ア)の写真ではカーテンを寄せたことによる生地のボリュームとソファの背のボリュームがアンバランスになっているのはおわかりでしょうか?

同じファブリックでアイテムが異なると、余計にそのボリュームのバランスが大切になります。写真のようなカーテンの場合はソファの背もたれの高さがカーテンを束ねるタッセルくらいまであるとソファのボリュームができて安定感を作ることができます。左右対称は色だけではなくその素材、アイテムのボリューム感も配慮する必要があるのです。

 色の分身としてのクッションの役割

ベージュやブラウンという色はモダンティストにもナチュラルにも演出できますが、(ア)のソファの上に置かれたクッションはそのどちらでもないティストです。

無造作に選んで置いたかもしれませんが、このクッションの存在はインテリアの仕上げとしては「あってよかった!」というベストの物ではないことが言えます。分身する色は小物だからこそ大切な役割を持っているのです。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

インテリアの空間を作るときは先ずベースとなる色、素材感などを決めます。次にそのベースに合わせて補色、補助するものを選び、最後にアイキャッチ、ポイントカラーと言われる物で仕上げることが多いのですが、そのアイキャッチを間違えると、「無い方がよいのでは?」という空間になってしいます。

アイキャッチにする素材、柄、色、アイテムなどはクッションに限らず、壁紙、絵やランプ、テーブルランナー、スローカバーなどインテリアアクセサリーと呼ばれる物を上手に選ぶと完成度の高いインテリアになります。

カーテンの生地は無限の表情を持つ

インテリア空間の仕上げにおいてインテリアの完成度を左右するものはウィンドゥトリートメントといっても過言ではありません。中でも、カーテンをどのようにするかは本当の意味でのセンスがわかります。

ウェーブの少ない生地は柄物でカバー

最近は価格重視でカーテンの値段を抑えてつくられている商品も多くなり、カーテンの仕上がり生地は1.5倍ヒダといった綺麗にウェーブが出ず、スローな生地をかけているように見えるウィンドウトリートメントを見かけるようになしました。

そういったウェーブが綺麗に出ないときのカーテン生地は無地よりやや柄の入ったものを選ぶとウェーブの少ないことを目立たせないようにでき、また織り模様でもその効果を作ることができます。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン引用元:IDEE

オーダーで「あるほうが素敵!」なインテリア

例えば、柄ものや織物などのカーテン生地を使ってカーテンに仕立てるものと、同じ生地でクッションに仕立てるのでは生地の雰囲気、見え方が違ってきます。

カーテンは通常2倍ヒダとしているメーカーが多く、生地によっては2.5倍、3倍ヒダとすることもあります。そうすると無地はそのウェーブの凹凸による影などで表情が変わり、柄もの、織物も見え方が変わってきます。同じ色、ティストでも見え方が違うというアイテムを作ることで「ある方が素敵!」といえるインテリア空間を作ることができるのです。

そういう意味でもカーテン生地は既成品よりもオーダーできる生地で作ること素敵なインテリアを作る可能性が広がります。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン引用元:IDEE

個性を出すカーテン生地の使い方

同じカーテン生地でもウェーブのない生地をパシっと貼ったように仕立てるカーテンスタイルがあり、ロールスクリーン、シェードなどがそれにあたります。

ロールスクリーンは液体に生地を浸してパリとさせるので、全ての生地をロールスクリーンに仕立てることができるわけではありません。風合い、生地のたたみの面白さを作るという意味ではシェードの仕立てになります。

このように柄ものを効果的に使い、よりセンスよく見せることができるのはカーテン生地の存在であり、その生地を使ってシンプルな部屋をより素敵に作りこむことができるのです。

使ってみたいおすすめカーテン

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン引用元:dinos

こちらはオーガンジーの美しい透け感を活かしたグラデーションカラーのレースカーテンです。

オーガンジーのシアーな生地感を活かすため、あえて3枚仕立てのレースカーテンにし、その重なりで色合いの変化を楽しめるようになってます。ドレープの重なりや、光の差し込み方、風の動きによって、様々な色の表情を生み出します。

目を惹くカーテンはそれひとつでお部屋の個性を表現することができ、ガラリと部屋の雰囲気も変えてくれます。

 グラデーションレースカーテン
¥10,800~(税込)
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シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン引用元:Re:CENO

優美なドレープをしっかりキープするよう、形状記憶加工を施されたカーテンです。

カラーバリエーションも30色あり、リビングや寝室など、部屋を選ばず使うことができる、シンプルなデザインで様々なインテリアとのコーディネートが楽しめます。

形状記憶カーテンは同じファブリックを使っていても、高級感があり、スッキリ見えるのが特徴です。無地のカーテンでもはっきりとしたヒダがあることで空間が引き締められます。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン高機能カラードレープカーテン
FLOW(フロウ)
¥6,480 (税込)
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シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

引用元:IDEE

カーテンは柄物で雰囲気を変えたいという方はこちらのカーテンはいかがでしょう。

丸みを帯びた葉が描かれた植物柄で、柄の重なりが窓まわりに奥行を持たせます。カーテンに合わせて家具やラグを選べば明るい北欧風のお部屋にも。

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテンドレープカーテン
POD H2000
¥17,280 (税込)
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シンプル×シンプル=オリジナリティスタイル

シンプルな部屋をおしゃれに見せるカーテン

シンプル傾向のインテリア趣向ですが、今回ご紹介してきましたように、左右の配色効果、色のボリューム、無地より柄があることの効果、またオーダーカーテンの醍醐味など、究極のセンス良いシンプルというのは計算されたシンプルだと思います。

予算がなくてもシンプルな演出は工夫次第で出来ます。この写真のように木製ブラインドにレースカーテンをコーディネートするというのは日本ではあまり見かけませんが、ヨーロッパなどのホテルや住居ではよく好まれています。

シンプルでもシンプルを掛け合わせることでオリジナリティが生まれることを知っているからですね。

これからの日本のインテリア市場でも、シンプル傾向と言えどその中でオリジナリティを確立していきたいですね。

Text=大島香(topophilihttp://www.topophili.com