冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?

冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?

寒さが厳しくなってきたこの頃、季節に合わせてお部屋の模様替えをした、という人もいるかもしれません。

ソファのカバーやラグ、コンフォーターなどを替えることはあっても、カーテンは1年中同じものという話をよく聞きます。

カーテンも暖かい雰囲気のあるものに替えて、お部屋丸ごと冬仕様にしませんか?

今回は冬におすすめのカーテンとその活かし方をご紹介します。

豊富になったカーテンの世界

スタイリッシュな暮らしを好まれる近年ですが、その反面田舎暮らしや手作りの暮らしを好む人も以前より増えているような気がします。

そのような住宅環境ではどのようなウィンドウトリートメント(窓周りのカーテンなどのこと)が求められているのでしょう。

先日30代のお客様の新築戸建のウィンドウトリートメントのコーディネートをした時、全部の窓が無地のロールスクリーンやバーチカルブラインドというリクエストでした。

冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?引用元:Re:CENO

また中古マンションをフルリフォームされた60代のご夫婦は、ウィンドウトリートメントにはこだわりのある織物の生地をご希望で、一つ一つ個性がある生地を使ったパネルカーテン、ソファの色に合わせたダブルシェードのスタイルでした。

ロールスクリーンやパネルカーテンなどのメカ物と呼ばれるスタイルは1年を通して使えることが多く、この10年程でウィンドウトリートメントにおけるカーテンそのもののアイテムの拡大により、気軽にメカ物を楽しめる環境になってきました。

またこれまでのカーテンでも生地や柄、機能などが豊富になり、ウィンドウトリートメントにおけるカーテンの世界も成長、変化を感じます。

カーテンの役割とは?

冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?引用元:大塚家具

インテリア要素の大きいウィンドウトリートメントですがヨーロッパやアメリカなどインテリアの先進国と呼ばれる国では窓周り専門のデザイナーがいます。

日本にも窓装飾を専門にする職業はありますが日本と海外では窓の装飾に対する思い入れがかなり違うようです。

日本では窓装飾プランナーの存在があまり認知されておらず、プランナーに依頼するための予算を立てる人は少ないかもしれません。

どちらかというと日本はカーテンに対して装飾性より、自宅で洗いたい、視線を遮りたいと希望される人が多く、ウオッシャブル性や裏地の取り外しができるライナーや、価格をなるべく抑える1.5倍ヒダのカーテンなど機能性重視の傾向があるようです。

カーテンの役割としては一般的に
①自然光の調整
②遮音性
③遮熱性
④遮光性
⑤インテリア性
が主にあります。

こうして見るとカーテンに求めることは第一に機能性だということがわかりますね。

カーテンの良さと活かし方

冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?引用元:ディノス

今、皆さんはどのようなカーテンを掛けていますか?

日本ではウィンドウトリートメントは比較的シンプル傾向ですが、海外に行くと記憶に残るくらい感動するカーテンスタイルを度々見かけます。住んでいる人の個性の表現、訪れる人を迎える装いに対する意識の高さをとても大切に考えているのでしょう。

カーテンには生地、色、デザインスタイルでその空間をなんとも素晴らしい空間に仕立ててしまう力があるのです。まさにカーテンは壁に掛ける一つの絵のような存在と言えます。1枚の絵でその空間が変わるだけでなく、省エネ効果などの機能性を兼ね備えているとしたら、まさに一石二鳥にすることができます。

そのためにはカーテンの色、生地、スタイルと機能性を把握して置くと選ぶ時に効果的なウィンドウトリートメントができます。

それではまず冬におすすめの機能性のあるレースとドレープを紹介しましょう。

① 省エネ効果のあるレース“ウェーブロン”

引用元:ディノス

ここ数年、日本のメーカーで人気の遮熱効果の高いウェーブロンは、光の乱反射と光を屈折させるレンズ効果で視線を遮る遮像効果と採光性の両方を兼ね備えています。

昼夜の外からの視線をカットし遮熱、保温、防炎、UVカット、洗濯OKと全て揃っているので1年を通しても使用できます。

② 遮光性のあるドレープカーテン(上飾り付き)

冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?引用元:ディノス

以前は遮光カーテンは種類が少なく、需要も今ほど無かったのですが、近年は既成カーテンまであるほど珍しくなくなってきました。

遮光カーテンは生地自体に遮光性があるので、色やスタイルにやや制限がある生地でした。

またデリケートな生地や色の鮮やかな生地でカーテンを仕立てる場合は裏に遮光性のある裏地を別に縫製し2重につけることが多かったので遮光カーテンは割高なイメージがあり、またインテリアとしてのデザイン性と機能性面で満足できるスタイルを作ることがなかなか難しいものでした。

それが現在はイージーオーダーという簡単にオーダー品を作れる縫製で、すでに生地でスタイルカーテンに仕立てた裏に遮光生地を後付けにしているものがあります。しかも価格はこれまでの割高イメージを覆すほどリーズナブルなものです。

冬だけ少しカーテンの裾を長くする

冬のカーテン、どのような選び方をしていますか?引用元:IDÉE

カーテンを作る時の丈は日本では殆どが床上1cm−2cmと言われます。

床の上をカーテンの裾が擦るとゴミがつきやすかったり痛みが早いというイメージから主流になったようで、確かに掃除の面では裾が床に擦るのは気になりますよね。

ですが、窓からの冷気を防ぐ防寒面からいうと床にカーテンの裾が着いているほうが足元に隙間風を感じることは減ります。

またカーテンの裾が床に着いているほうが、床にコタツを置いた生活で近くに掃き出し窓がある場合は特に感じやすい、冷気の侵入を防ぐ機能を持ちます。

機能性を活かした生地の厚みを夏場より厚くして、暖かな色を選び、少しだけカーテンの裾を長めに作ることで、冬ならではのカーテンによる暖房効果を高めてはいかがでしょう?

Text=大島香(topophili)https://www.topophili.com