新生活のインテリアで失敗しないカラーコーディネート

新生活のインテリアで失敗しないカラーコーディネート

カラー(color:色)は私たちを取り巻く環境に多かれ少なかれ必ず存在しているものです。色については音や香りと違い、そのものを測る基準が定められず、特定することも難しいとされています。

国ごとによって異なる色のイメージ

色は国ごとによって異なるイメージ、印象があることはご存知でしょうか?
下記に色に対する印象を一例で明記してみます。

白:
日本=清潔、潔白、神聖
欧米=降参、負け
中国=葬式、不吉

赤:
日本=勝利、めでたい
欧米=共産党、警戒
中国=春節、献身

桃:
日本=性的
欧米=同性

黄:
日本=幸福、活発
欧米=裏切り者、臆病
中国=皇帝の象徴、尊敬

緑:
日本=平和、癒し
欧米=未熟、不気味
中国=不貞

紫:
日本=高貴、高尚
欧米=葬式、負

黒:
日本=葬式、不吉
欧米=優雅、高価
中国=暗黒社会、負

いかがでしょう。大きく三ヶ国で比べるだけでもこのように色の持つ意味とイメージが変わります。

日本人は色に恵まれている?

引用元:IDEE

世界中でも日本人という民族はとても色に深く想いを寄せている暮らしています。それは日本という国が適度に狭いことによってほぼ共通の環境下にあり、緑に覆われた温暖湿潤という気候による明快な四季が生まれ、自然の変化による様々な色を肌で触れてきた民族という稀有の環境で生きているからです。

また2000年以上の平和が、共通の感覚、情緒、生活を育むことで、美への追求をする礎を作ったと考えられます。

このように美を求める日本人の視覚文化は恵まれた自然によって培われたことは確実と言えます。その視覚文化をもつ日本人の現在のインテリアに於ける視覚環境は実に雑多で多色になっています。これは日本国内の工業製品の変化変容、海外からの輸入商品の拡大などが大きく影響していると捉えることができます。

インテリアの色の選び方は?

引用元:SEMPRE

それではここから私たちのインテリア空間に於ける色の役割と効果を考えてみましょう。

インテリアの色彩は大きく分けると建築の仕上げ材(床、壁、天井)、住設機器や建具、そしてカーテンや家具などの製品に分けられます。中でも建仕上げ材の色はそのインテリアの空間イメージを大きく左右しますので大切なエレメントです。

例えば想像してみましょう。床の材料に大理石調のフロアタイルだと、スタイリッシュで洗練された都会のイメージを与え、家具、照明器具などもそのイメージに合わせたコーディネートになります。またその床の色がホワイト系なのか、ダークグレイ系なのかでもインテリアエレメントのカラーの選択はかなり異なってきます。

このように賃貸の住まいではなかなか変えられることができないインテリア要素が建築仕上げ材になりますので、賃貸の住まいの床は木か畳かビニール素材かという程度に留まらずに、どの床材のどのような色を使っているかを基準に賃貸物件を探すのもインテリアカラーをコーデディネートする上では非常によいカラーコーディネートのスタートとなるかもしれません。

何故なら建築仕上げ材をきちんとコーディネートしている賃貸物件は「床がクラシックなイメージカラーなのに壁の色がサイケカラー(*サイケカラーとはサイケデリックカラーの略で1969~1971年頃の流行色になり、蛍光色のように鮮やかで刺激的な色のことです。代表色は 紫、ピンク、黄緑など)ではとてもセンスよいカラーコーディネートに仕上げるのは難しいですので、建築仕上げ材をきちんとカラーを意識してコーディネートしている物件は一先ず安心してカラーセレクトを始めることができるのです。

新生活のインテリアで失敗しないカラーコーディネート

引用元:Francfranc

むしろチグハグな仕上げ材を施している物件は建具やドア、住設機器などの色を配慮されておらず、統一感のないことも多いようですので「この物件はインテリア仕上げ材がきちんと考えて選んでいるか?」という視点で賃貸の住まいを探すのもオススメです。

インテリアカラーの基本を決めること

新生活のインテリアで失敗しないカラー

引用元:IDEE

賃貸物件では変更できない床や壁、天井など(建築仕上げ材)、建具、住設器具などは物件を決めること=(イコール)カラーの基本を確定したと言っても過言でありません。それほど建築仕上げ材のカラーの影響はインテリアのカラーコーディネートをするに於いて大きい要素と言えます。

さて、その建築仕上げの基本カラーを生かすテクニックは三択の方法で進めることができます。

①基本カラーと同色系統にする
②基本カラー+ポイントカラーを使う
③基本カラーを意識せず好きな色で構成する。

この三択で自分のできるカラーコーディネートを絞ってみましょう。

カラーやセンスに自信のない人は①のカラーコーディネートがオススメです。少しセンスはあるけど失敗したくない人は②、そして基本カラーも関係なく自分の世界観でインテリアを作り込める人は③でチャレンジしてもよいですね。

このように自分の住む家がどの色をベースにしてカラーコーディネートをしていくと失敗しないかと分析することから始めると失敗が少なくてすみます。

基本カラーからのスタートと選び方

引用元:SEMPRE

例えばグレイの小さな石目のフロアタイルで、壁・天井・ドアは白で、床の巾木、天井キワの廻り縁もホワイト。キッチンやバスなどの収納はグレイの扉という部屋の基本カラーを上記の①の例で説明してみましょう。

①は基本カラーの延長で選ぶという方法ですので、カラーパレットは原色・蛍光色などは使用しません。イメージは黒から白に向けたグラデーションの中で構成することを意識します。

またポイントとして大切なことは、このインテリア空間では金物(ドアハンドル、電気プレートの金具、収納扉の金具など)はシルバーなのかゴールドなのかという金物色も意識しましょう。これは以外と大切なことで、金物は家の中に点在しているので、この色に揃える家具の足やテーブル、カーテンレールや房掛け金具など合わせることでグッと部屋がセンスよく見えるからです。

部屋を広く見せたい場合は床のグレイに近い色の家具を選ぶとより広く見え、カラーコーディネートも失敗はしません。

このような感じで秘本カラー、自分のできるカラーコーディネート力で是非新たな生活にトライしてみてはいかがでしょう。

Text=大島香(topophilihttp://www.topophili.com